「杏……あのさ――」 何かを言いかけた遥斗の言葉を遮るように、あたしは先輩にこう言った。 「先輩、今日、一緒に遊園地に行きましょう」 「……えっ?大丈夫なの?」 「はい。大丈夫です」 あたしがそう答えると、遥斗がハァと深いため息を吐いた。