「持久走の練習で倒れかけるってマジバカ」 「バカって……言わないでよ……」 だけど、バカって言われたってなんて言われたって今こうして言葉をかわせたことがたまらなく嬉しい。 1週間ぶりに遥斗の声を聞いただけで幸せすぎて涙が出そうになる。 「だって、バカじゃん。つーか、歩けんの?」 「うん。大丈夫……」 遥斗に体を支えられながらゆっくりと歩き出した時、先輩がこちらに向かって歩み寄った。