「夢だったらどんなにいいか……」


「なにそれ」


「でもね、夢じゃなくて現実だった…。あたしにキスをしたその変態男……悔しいぐらいにキスの仕方がうまかったの」


「ちょっ、変態男って何よ!!」


目を見開いて今にも吹き出しそうな涼子に昨日の出来事を話す。