「無理だって。遠慮せずに乗って」 先輩の厚意を無駄にするわけにはいかないと分かっていても、おんぶはあまりにもハードルが高すぎる。 憧れの先輩と初めて言葉を交わして、その手を握って、おんぶまで!! ど、どうしよう!! 困って周りに視線を走らせたとき、こっちに向かって歩いてきた遥斗の姿に気が付いた。