「うわっ!!マジごめん」 先輩の友達があたしの姿に顔を歪ませる。 あたしはニコッと笑って首を横に振る。 「あっ……全然大丈夫です」 本当はすごく痛くて、目頭に涙がたまりそうになるのを必死でこらえて笑顔を作る。 後ろから走ってきた生徒があたしの横を好奇の目で見る。 恥ずかしくなって顔を伏せた時、スッと目の前に大きな手のひらが差し出された。