あたし達はベンチに腰かけて揃って観覧車を見上げた。
「綺麗だねー……。ジェットコースターもお化け屋敷もすっごい怖かったけど、来てよかった」
「うん。俺も鼓膜がどうかしそうだったけど、破れなくてよかったよ」
「は?そんなに叫んでません」
「いや、相当叫んでたでしょ」
フッと思い出し笑いを浮かべた遥斗は、「はい」とあたしに缶に入ったミルクティーを差し出した。
「ありがとう」
「もう冷めちゃったかもしれないけど」
「ううん、大丈夫」
渡されたまだほんのり温かいミルクティーを両手で握りしめる。
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