「大丈夫だよ。すぐにパパとママに会えるから」
ミホちゃんがコクッと小さく頷くと、遥斗はミホちゃんの頭を優しく撫でた。
そして、ミホちゃんを挟むように手を繋いで、あたし達3人は迷子センターに向かって歩き出した。
「ミホちゃんの好きな食べ物なに?」
「うーん……いちご」
「いちごかぁ。お兄ちゃんも好き」
「ミホね、ぶどうも好きなの」
「ぶどうも美味しいよな」
「お姉ちゃんもぶどう好きだよー。ミホちゃんと一緒だね」
あたしと遥斗はミホちゃんを安心させるために、終始話を途切れさせることはなかった。
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