「ミホちゃん、見て見て。お姉ちゃん、変なお顔できるの。ほら、ぶたさんだよー。ブーブー!!」 鼻を持ち上げて豚の鳴き声を上げると、ミホちゃんの表情が少しだけ和らいだ。 よし、この調子。 「じゃあ、次はライオンさん。ガオーーーー!!」 「うぅ……ママぁ……」 あぁ、失敗失敗。ライオンはちょっと怖かったね。 じゃあ、次は……――。 「猫ちゃんだよー。ニャーンニャーン」 指で猫のひげを作って鳴き声を上げると、再びミホちゃんの涙が止まった。