壁に手を突き、あたしの足の間に膝を挟みこんで逃げ道を塞ぐ遥斗。 「んんっ……」 甘い香水の匂いに脳が痺れたみたいに、思考が働かない。 胸を叩いて抵抗すればいいと分かっているのに、抵抗できない。 手に力が入らない。 されるがままになっているあたし。 だけど、気付いていた。 遥斗からの甘いキスを……あたしは心の奥底で求めていた。