甘々いじわる彼氏のヒミツ!?


抱き合うあたし達の姿を見て脅かすことを諦めたのか、再び自分の持ち場へ帰って行ったお化け。


お化けがいなくなったと分かっていても恐怖が全身を支配して、呼吸が苦しくなる。


「そんな体震わせるほど怖い?」


「怖い。本当に怖いの……遥斗がいてよかったよぉ……」


ポロリと口から零れ落ちた言葉は本心だった。


遥斗がいなかったら、あたしはその場に腰を抜かして歩くことはできなかっただろう。


でも、遥斗がいたからここまで来られた。