「あぁ……ヤバい……怖いよぉ。また出てくるかも……」 挙動不審になりながら辺りを見渡し、恐る恐る歩く。 半泣き状態になりながらそう呟くと、すっとあたしの手を遥斗が握った。 「だから、言ったのに。無理しない方がいいって」 「うん……」 「雷にすらビビりまくるくせに、お化け屋敷なんて無理に決まってんじゃん」 「……だって、遥斗の怖がる姿が見れるって思ったんだもん」 ポツリとそう漏らすと、遥斗はクスッと笑った。