店を出て時計の針を確認すると、6時を指していた。 「今からどうする?」 「うーん、どうしようね」 中間テストが近い今、本当は今すぐにでも涼子と別れて家に帰るべきだ。 分かってはいるものの、やる気が起こらない。 ファーストフード店の前で考えを巡らせていると、突然隣にいた涼子が「あっ」と声を盛らした。 「どうしたの?」 「彼がいる……」 「え?」 動揺している涼子の視線の先に目を向けたあたしは、涼子と同じように「あっ」と声を漏らした。