「あたしのことより、涼子はどうなの?好きな人できた?」 話題を変える為に何気なく尋ねると、涼子は「うん」と頷いた。 「えっ!?嘘!!本当に!?」 「本当」 「えー、誰!?」 「一年生。上条君と同じクラスだって」 「い、い、一年!?」 ひっくり返りそうなほど衝撃を受ける。 「ちょっ、杏ってば声が大きいから!!」 「す、すみません……」 涼子の言葉にハッとして、周りのお客さんにぺこっと頭を下げる。