「覗くわけないから。俺、そもそも女に困ってないし」 「そ、そうかもしれないけど、あたしのパンツみたんでしょ!?」 「だから、目の前にパンツがあれば男なら誰だって見るって」 「見ません!!」 「もう少し色気があれば喜んでみるんだけど、苺じゃな……」 「う、うるさい!!」 「あー、うるさい。鼓膜がおかしくなりそう」 彼は興奮気味のあたしを冷めた目で見下すと、興味を無くしたのかさっさと歩き出した。 「こ、この変態男!!」 あたしはというと、彼の背中に捨て台詞を吐くことしかできない。