「えっと、お怪我はありませんか…?」 あわあわしながらも目の前の人に声をかける。 「別に。…てか、これから用事があるから」 そう言って男の人は身をひるがえして行ってしまった。 「あっ…行っちゃった……」 「いいのよ。あんなやつ!」 ぷんぷん怒りながら隣をあるく清ちゃん。 「まぁまぁ。…あっ!! それよりもこの前の駅前のケーキ屋さんでね!」 たわいもない話をしながら清ちゃんとクリスマスを過ごした。