トイレのカナちゃん









「ーーねぇ,歌穂!凄い情報聞いちゃった!」
「……何?今度は」
昼放課,食堂にある購買でハムカツサンドをおごってもらい有頂天になり屋上でサンドをかぶりついていた私に夕菜は目を輝かせて声をかけてきた。
チラリと夕菜の方を見ると夕菜は両親お手製のお弁当のようで思わず舌打ちする。
「怒らないでよー。…でねでね!なんとオカルト部部長の花崎先輩が一人で今日トイレに入るらしいの!」
「ふーん…」
花崎先輩とはオカルト部部長で学校でな有名はオカルト好きの美人さんだ。
愛想も良く人気者で花崎先輩が噂する怖い話は皆真剣に聞いていたのをこっそり見たことがある。
そんな花崎先輩は実証も好みらしく夕菜の言葉が正しければ花崎先輩はカナちゃんを実証するつもりなのだろう。
さして興味がわかない話だったため無視してサンドを食べ進めていたのだが夕菜の次の言葉で無理やり自分は巻き込まれたのだ。



「私達もその実証に参加しない⁉︎」


カナちゃんの本当の話を何一つ知らないまま。