トイレのカナちゃん

私自身そんな話は信じておらず周りに合わせてる形だがそれほどまでにカナちゃんは危なく怖いのだろうか。
「やった!ありがとう〜!今度ハムカツサンド奢るから!」
「はいはい。ほら,行こ?」
夕菜の手を引いてトイレへ向かう。
カナちゃんは花子さんのように階は決まってなくて学校にある全ての女子トイレに現れるらしいのだ。
すぐに終わらせるといった夕菜は一番手前のトイレに入っていった。
他にも花子さんの噂も信じてるようで1年で三階を使うから夕菜は絶対三番目や四番目のトイレは使わないのだという。
そこまで徹底してる夕菜もドジをしたことがあり間違えて三番目のトイレに入った瞬間泣き叫んだこともあった。
「…遅いなぁ……」
「………っ、ごめん!」
慌ててトイレから出て手を洗い近づく夕菜に気をつけてねと念を押して私は小走りで次の授業を受けるため特別教室へ向かった。