「聞いてる?」
祥太郎は明らかに上の空の梓の顔を覗き込む。
「う…うん」
慌てて梓は頷く。
暑い夏が終わり、季節は秋から冬へ
祥太郎が参戦しているロードレースが終わったら。
久々に2人で遊びに行く約束をしていた。
「映画も、集中してなかったし」
「…ごめん」
梓は頭を下げた。
祥太郎は何となく、あの夏以降、嫌な予感を抱いていた。
何か、あるんじゃないかと。
自分の知らない所で。
でも、怖くて聞けなかった。
祥太郎は明らかに上の空の梓の顔を覗き込む。
「う…うん」
慌てて梓は頷く。
暑い夏が終わり、季節は秋から冬へ
祥太郎が参戦しているロードレースが終わったら。
久々に2人で遊びに行く約束をしていた。
「映画も、集中してなかったし」
「…ごめん」
梓は頭を下げた。
祥太郎は何となく、あの夏以降、嫌な予感を抱いていた。
何か、あるんじゃないかと。
自分の知らない所で。
でも、怖くて聞けなかった。