ガラッ。

ドキン…ドキン

一ノ瀬君…だっ。

あ、紙を見てくれてる。

私は一ノ瀬君の顔を覗き込むと、
ふっ。
そう鼻で笑って口角を少しあげた。

…んっ?!それはどう言う反応なの?!

一ノ瀬君は私が書いたやつをポケットにしまいこんだ。

何で…?
いつもラブレターを貰ったりしたら、そっこーゴミ箱に向かって、真顔で捨てるのに…?

ありがとな。後一ノ瀬じゃ無くて瞬な。

私は…
いち…瞬君と目が合った気がする。
…気のせいかな。

気付いてくれてありがとう。瞬君っ!大好きだよっ!

私は瞬君に向けてとびっきりの笑顔で言った。瞬君も、少し微笑んだように見えた。

私は、光に囲まれた。

貴方を好きになって辛い事もあったけど…だけど好きになって良かったよ!。

私は最後に瞬君に伝えたかった事を言って、成仏したーーーーーーーーーーーー