「ん……。」
小鳥のさえずりで目が覚めた。
ゆっくりベッドから降りると、
窓へ向かって歩きだした。
カーテンを開けると、
眩しい真っ白な光が
私を包み込む。
「眩しい……。でも、いーい天気!」
あまりの眩しさに目を細めていると
「なおー!早く起きなさーい!」
とお母さんの声が聞こえた。
「起きてるよー!」
少しムッとしながら返して
クローゼットに向かっていく。
扉を開けると、大好きな
パステルカラーで埋め尽くされた
服たちが綺麗にハンガーに
かけられていた。
私は、パステルカラーの中から
深いココア色の制服を取り出す。
今は、6月。
少し暑くなってきて、
冬服から夏服に
変わったばかりだ。
ポロシャツにクリーム色の
ニットベスト。
襟に細いココア色のリボンをつける。
そして、リボンと同じココア色の
スカートをはいて、鏡の前に立った。
「やっぱこの制服、好きだなぁ。
制服で高校選んで正解だった!」
身だしなみを整えて、
近くに置いてあったブラシで
髪をとかした。
4月に切ったばかりなので
まだ短い。
とかし終えたら、ヘアゴムで
編み込みをした。
「ん〜……。ま、いっか!」
髪も結んだし、学校に行く準備を
しようと、机に向かった。
「うーわー、社会あるー!
私、死んだー!」
私の理解能力が貧しいのもあるが、
授業がわかりにくい、と評判の
卵Tの社会。
私にとって、社会は地獄だ。
一通り準備が終わったのでカバンを
持ちながら部屋を出た。
トントントンと、リズム良く
階段を降りていくと、
ジュ〜ッという音とともに
いい匂いがしてきた。
リビングに入ると、
お母さんは、台所に。
お父さんは、もう仕事へ
行ってしまったようだ。
「おはよ。お母さん。」
「おはよう!さっさと
食べちゃいなさーい!」
お母さんに言われるがまま、
テーブルへ向かう。
テーブルには、
こんがりと焼きあがったトーストの上に
ぷるんとしている半熟の目玉焼き。
さらに、その上にはたった今
焼きあがったカリカリのベーコン。
「美味しそー!」
できたてのハムエッグトーストが
置いてあった。
「いただきまーす!」
一口かぶりつくと、ベーコンの上から
トロッとした卵の黄身が
流れ込んできた。
「どう?美味しい?」
お母さんが、目を輝かせながら
聞いてきた。
「んー。あ、お母さん!
牛乳!牛乳ちょうだい!」
私がそう言うと、お母さんは
ふてくされながら、
台所に向かった。
「相変わらず、言葉が少ないわね〜!
美味しいのか不味いのか、
わからないわよ〜!!」
お母さんは、呆れながら
文句を言い、牛乳を私の
前に置いた。
「え?別にいーじゃん?
いっつも"おいしー!"って
言ってるしー!」
そう言って、牛乳を飲みほした。
「……。可愛くないこに育ったわね〜!
まったく……。」
「悪かったねー!」
冗談を言い合っていたら、
もう行く時間になっていた。
「あ!もう時間だ。行かなきゃ!」
慌ててカバンを持って靴を履いた。
「いってきまーす!あ、お母さん!」
「んー?何〜?」
「…、朝ごはん。美味しかったよ。」
私は、お母さんを見ながら
笑って言った。
「あら、可愛くないこだと思ったら、
可愛いところもあったのね〜!
いってらっしゃい!カギ忘れずにね!」
「いってきまーす!」
重たいドアを開けて、
私は学校に向かって
元気良く歩きだした。
小鳥のさえずりで目が覚めた。
ゆっくりベッドから降りると、
窓へ向かって歩きだした。
カーテンを開けると、
眩しい真っ白な光が
私を包み込む。
「眩しい……。でも、いーい天気!」
あまりの眩しさに目を細めていると
「なおー!早く起きなさーい!」
とお母さんの声が聞こえた。
「起きてるよー!」
少しムッとしながら返して
クローゼットに向かっていく。
扉を開けると、大好きな
パステルカラーで埋め尽くされた
服たちが綺麗にハンガーに
かけられていた。
私は、パステルカラーの中から
深いココア色の制服を取り出す。
今は、6月。
少し暑くなってきて、
冬服から夏服に
変わったばかりだ。
ポロシャツにクリーム色の
ニットベスト。
襟に細いココア色のリボンをつける。
そして、リボンと同じココア色の
スカートをはいて、鏡の前に立った。
「やっぱこの制服、好きだなぁ。
制服で高校選んで正解だった!」
身だしなみを整えて、
近くに置いてあったブラシで
髪をとかした。
4月に切ったばかりなので
まだ短い。
とかし終えたら、ヘアゴムで
編み込みをした。
「ん〜……。ま、いっか!」
髪も結んだし、学校に行く準備を
しようと、机に向かった。
「うーわー、社会あるー!
私、死んだー!」
私の理解能力が貧しいのもあるが、
授業がわかりにくい、と評判の
卵Tの社会。
私にとって、社会は地獄だ。
一通り準備が終わったのでカバンを
持ちながら部屋を出た。
トントントンと、リズム良く
階段を降りていくと、
ジュ〜ッという音とともに
いい匂いがしてきた。
リビングに入ると、
お母さんは、台所に。
お父さんは、もう仕事へ
行ってしまったようだ。
「おはよ。お母さん。」
「おはよう!さっさと
食べちゃいなさーい!」
お母さんに言われるがまま、
テーブルへ向かう。
テーブルには、
こんがりと焼きあがったトーストの上に
ぷるんとしている半熟の目玉焼き。
さらに、その上にはたった今
焼きあがったカリカリのベーコン。
「美味しそー!」
できたてのハムエッグトーストが
置いてあった。
「いただきまーす!」
一口かぶりつくと、ベーコンの上から
トロッとした卵の黄身が
流れ込んできた。
「どう?美味しい?」
お母さんが、目を輝かせながら
聞いてきた。
「んー。あ、お母さん!
牛乳!牛乳ちょうだい!」
私がそう言うと、お母さんは
ふてくされながら、
台所に向かった。
「相変わらず、言葉が少ないわね〜!
美味しいのか不味いのか、
わからないわよ〜!!」
お母さんは、呆れながら
文句を言い、牛乳を私の
前に置いた。
「え?別にいーじゃん?
いっつも"おいしー!"って
言ってるしー!」
そう言って、牛乳を飲みほした。
「……。可愛くないこに育ったわね〜!
まったく……。」
「悪かったねー!」
冗談を言い合っていたら、
もう行く時間になっていた。
「あ!もう時間だ。行かなきゃ!」
慌ててカバンを持って靴を履いた。
「いってきまーす!あ、お母さん!」
「んー?何〜?」
「…、朝ごはん。美味しかったよ。」
私は、お母さんを見ながら
笑って言った。
「あら、可愛くないこだと思ったら、
可愛いところもあったのね〜!
いってらっしゃい!カギ忘れずにね!」
「いってきまーす!」
重たいドアを開けて、
私は学校に向かって
元気良く歩きだした。
