王子と姫の裏事情。


通夜中、その子は一度も泣かなかった。


感情なんてどこかに捨ててきたのだろうかと思うほど。


次々に頭を下げる参列者にただ無言で無表情でお辞儀をしていた。



ああ、俺とこの子は同じなんだ


中学生ながらそんなことを思ったのを覚えてる。