でもその子の瞳には色がなかった 顔には表情がなかった すぐ俺はあの女の娘なんだってわかった すると母さんも気づいたようでいやみったらしく言った。 「あの子、ほんとあの女そっくり。 早々に御両親をなくしてかわいそうねぇ。」 「…」 俺はなぜかこの子には憎しみは抱けなかった。