新聞奨学生2年目の冬
神戸に入港したおり立ち寄った父
数日後、手紙にこう記されていた



あの日 一年間は何が何でも帰ってくるな

と言ったが そう言わなければ3日と続かないと思った

まさか2年も続くと思わなかった
あの日の言葉を後悔してはいない


父として君が自分の娘であることを誇りに思う


君の明日に未来に花よ咲け



実際の生活を見ていたわけではない
ただ立ち寄っただけ


朝3時過ぎに起きて出ていく姿を見ただけ

なのに
何も問わずに全てを認め信じてくれた父


達筆の手紙を幾度も幾度も読み返した



『大地はささば外れるとも虚空をつなぐものはありとも潮の満ち干ぬことはありとも
陽は西より出づるとも法華経の行者の祈りの叶わぬことはあるべからず』


末行に記された御書の一節は 今 自分の指針


頑張ったぶん、辛かったぶん、苦しかったぶん
道は拓き 人は磨かれると信じたい


空が青いと 水青く

海、川、湖

水面を 青く 輝かす

青く澄む空、群青の

緑味の青に 涼を呼ぶ

命の恵み 授かりて

奇跡の星に燦々と命の光

満ち溢れ、往きて この世に


きみよ 輝け





自分に自信を持って頑張っていること

頑張ってる自分を誉めながら

君の中のたくさんの優しさ

たくさんの強さを信じよう

生きる

それは辛く険しい山を登ることかもしれない


頂上目指し、登る途中には
たくさんの景色に心を癒やされ

一息つきながら様々な発見や

閃き 出会いもある

まず目の前の川を渡り

まず目の前の山を登ろう

蒼天 風薫る

未来は自分で拓くもの


花よ咲け 君の今に、

君の明日に 花よ咲け

君の明日、君の未来に花よ咲け