『何故? 何も言わないのか』

『何故? 叱らないのか』
ただ 対面しているだけの窮屈な時間。

帰りの電車の時間も過ぎた
2時間……沈黙の時……。

『何を考えているのか』
わからない不安。ー

表情1つ変えずにただ じっとみつめられたままー。

そして3時間。

『いつになれば……』

そんな不安を通り越し、ただ心細さだけが募った

……時計の4時を知らせる音


『何をしたか…わかっているよな』

担任がようやくたった一言、口を開いた瞬間、涙が溢れた。