★教室★~千夏side~

「ほらー、席付けー」

先生の声に皆に動き出す。

「今日は転校生が来てる、西川、入ってこーい」

えっ?転校生?聞いてないんですけど、しかもいきなり!?

ガラガラ

ガヤガヤ

「西川だ!西川から自己紹介をしてくれ」

「西川瞬夜(にしかわしゅんや)です、宜しく」

ガヤガヤ

え?何?夢?何あのかっこいい生き物は?

「瞬夜席は1番後ろが空いてるからそこに、引越して来たばかりだから皆、色々と頼むぞ」

後ろかぁ...ロッカーに近いな 笑

キーンコーンカーンコーン

「じゃ、授業の準備ー」

その声と同時に皆席を離れる

「か!か!花鈴!瞬夜くんカッコ良くね!」

「分かる!」

「千夏話しかけたら?」

「え!何てよ〜!」

「宜しくねって!笑」

花鈴はほらほらと私の背中を押した。

私は瞬夜くんの目の前に立ち...

「しゅ、瞬夜くん、宜しくね!」

瞬夜くんはジッと私を見て

「宜しく、君、名前は?」

「ち、千夏!分からない事があったら聞いてね!笑」

「おう、ありがとな!」