「…ふー……」 「おーい、雪夜?雪ちゃーん?」 「その名前で呼ぶなよ」 俺はその日の夜、長年の友人、和田信(ワダ マコト)と飲んでいた 「だって、雪夜、なんか浮かない顔してるぞ」 「……なぁ、お前妹いたよな?」 「ん?あぁ、いるよ」 「父親がさ、娘の肩抱くってありえるか?」 俺の質問に信は固まる 「はぁ?」 出てきた言葉は、まぁ予想の範囲以内だ