「………で?別れた後…お前は何をしてたんだ?」
「………」

一息ついた信にそう聞かれ無言でいると、信は盛大にため息をついた

「……いきなり、別れたって言われて…そのあと何も連絡よこさずに…しかも、その間も何も動いてねぇだと?今さらなんだ?」

信はひどく苛立ったように、頼んだビールを飲み干す

「……凪が、住んでた家をでて…今、友達の家に住んでることがわかった」

そう呟けば、信の顔をつきが変わる

「………どういうことだ」
「…わかんねぇ。けど…前も一回、引っ越してる。凪の担任が言ってたから間違いないはずだ」
「………不自然だな」

信の言葉に頷く