「夢子について聞きに来たんじゃないわ。
…桐野大貴くんについて聞きに来たのよ」
「…場所変えようか」
俺は3人に連れられ、裏庭へ来た。
人通りが少ないため、俺が先生たちや生徒に見つかる心配はない。
「桐野くんのことを夢子から聞いてから、あたしたちは桐野くんについて独自に調べていたのよ」
…めんどくせぇことしてくれるじゃねぇか。
「ただ誰も桐野くんのことを知る人はいなかったわ」
そりゃそうだろうな。
同じ中学から土木沢高校入学したのは、俺と後もう1人だけだし。
「でもね、桐野くんがいたという証拠を掴んだわ」
…は?
誰が?
アイツが話すはずねぇし…。
「ね、ミナ」
「そぉよぉ?」
は?
水奈子ちゃんが?
俺のことを知っていた?
…俺と水奈子ちゃんはユメを通じて知り合ったはずだが?


