そのことをお兄ちゃんに伝えると。 「あの人……亡くなってたんだって……」 「そ…っか。 でも……またあんなことされなくて済むと思えば、怖くないじゃん」 そう言ってくれた。 いつもの、あの笑顔で。 その時は、それで納得してた。 でも、その時に疑問を感じるべきだったのかな。 お兄ちゃんの、異常な行動に。