「……!」 私はハッとする。 だって、お兄ちゃんの手には…… いつの間にか、包丁が握られてる。 しかも、その刃には……。 血が、付いてる。 まだ、比較的新しい、血が。 「お兄ちゃん、それ……」 「うん。 明良と、 お前が中三の時の、あの男を、殺した包丁」