「美依!」 翼が大きな声で私の名前を読んだ そしてぎゅーっと抱きしめられる 「美依聞いて」 翼の優しい声が私を落ち着かせる 「美依のせいなんかじゃない。まだ、赤ちゃんはちゃんと生きてる」 私の頭をそっと撫でなてくれて 安心した 「大丈夫だから。可能性があるだけで、絶対じゃない」