両親の勝手な都合で黒百合学園に行くことになった私。

目の前にはまだ新しい男子の制服にウィッグ。
+カラコン

理魔「はは………準備がいいね」

私はさっそく制服に着替えてウィッグをかぶり、カラコンをつけた。

理魔「ねー、おかしくない?絶対おかしいよね?」

兄父母「////……(めっちゃ可愛い)」

紘「さっすが、俺の妹!イケメンというか天使というか」

そういって紘兄はぎゅーっと私に抱きついてきた。


理魔「く、くるしい……」

紘「じゃあ、そろそろ行くか。」

ちなみに黒百合学園は紘兄が通ってる高校。

15分後……

なにこれ…不良校って聞いたから汚いかと思ったら…
めっちゃ広いしスゲェ綺麗じゃん。

でも…
理魔「紘兄、門閉まってるね。」

紘「そーだな。どーする?」

理魔「とびこえたほうが…いや誰かに見られたらヤバいか紘「よいしょっと」

理魔「ひゃあっ!」

紘兄がいきなり私を担いで門を飛び越えた。



?「あれは……小鳥遊紘?隣の奴は……おい。調べとけ。」

?「了解です。」

誰かがこんなこんな会話をしていたなんてふたりは知らなかった。