いつか隣で。


「じゃあ、ハメを外さないように遊びもほどほどにして夏休み楽しむんだぞ!」

暑苦しいくらい熱血の担任の暑苦しい言葉で1学期が終わった

「心香〜!食べ放題いこ〜!!お腹空いた…」

私が席を立つなり飛びついてくる希帆

『どんだけ楽しみなのよ…』
希帆と何種類食べるかを話しながら私の靴箱を開くと

「うわ…さすが心香さんモテるわね」

何枚かの手紙が足元に落ちてきた
靴箱の中には、色とりどりの封筒がたくさん入っている
私はそれを全てカバンにしまう
その途中に折りたたまれた茶色のメモ用紙が目に入った

すぐ手にし、読む

《今日、午後8:00》

差出人の名前も無いシンプルな文面

けど心香にはイヤでも分かってしまう

「心香??行かないの?」
気付くと、動きが止まった私を希帆が不思議そうに見つめていた

『あ、ごめん!行こっか!!』

二つに折りたたんだメモを丁寧にポケットにしまう
少し早く玄関を出た希帆の元へ走って行く私