都合いいよね私…
「…か?…ほのか?」
心配そうな顔をした希帆が目に入る
『あ、ごめん何??』
私そんなに考え込んだんだ…
「大丈夫?気分悪い?」
『ううん、大丈夫!で、どうしたの?』「聞いてなかったの?今の話」
今の話?なんのこと?
『え?どんな話?』
「今年の体育祭は体験入学も兼ねて一般公開するんだって!」
『へ〜、楽しそうね』
うちの学校の体育祭は盛り上がっているものの何かが足りなかった
だから今年の体育祭は去年より賑やかな体育祭になりそう!
「なにのんきなこと言ってんの!毎年優勝クラスには焼肉のお食事券があるの!去年も貰ったんだから今年もね!だから楽しんでる暇なんてないのよ!!」
えぇ〜!!そんなぁ…
私たちがこんな風に話していると
ステージの上から聞きなれた声が聞こえた
「今年は優勝クラスへの賞品は宿泊券となりましたので、優勝目指してクラスで一致団結して体育祭を盛り上げていきましょう」
「「サイコー!!」」
と全校生徒が盛り上がる
クラス全員の宿泊券ってこの高校大丈夫かなって心配になっちゃったけど、宿泊と聞いて黙って聞いてるような人じゃない希帆はお食事券よりも燃えていた
「心香…楽しむより勝負よ、勝負」
『えぇ〜』
まぁ、彼氏とのケンカを忘れてるみたいで少し安心したよ

