莉音「もう…やだっ」



私は、また泣きそうになった。



響紀「りーおん、泣かない。熱なんてすぐ下がるから。ね?」



莉音「ほんと…?」



響紀「ほーんと。熱下がったら退院する?」



莉音「えっ⁉︎いいの⁉︎」



響紀「いーよ。」



莉音「するっ!」



響紀「退院したら一緒に暮らそっか?」



ん?なんか今さらっと言われたような…



莉音「…え?」



響紀「だーかーら、莉音一人暮らしでしょ?だから一緒に暮らそう?」



莉音「…うんっ!ありがと!」



響紀「だから、そのために熱下げような。」



莉音「うん…」



響紀「えーっと、解熱剤だけ打とうか。」