朝になり、莉音の様子を見にいった。



当直だったから莉音の様子見たら帰ろうかなぁ。



響紀「莉音ー、おはよう。」



莉音「…おはよ。」



響紀「もう大丈夫?」



莉音「…大丈夫。」



響紀「そう、良かった。今日も大人しくしててね〜。」



莉音「…いつ退院できる?」



響紀「そうだなぁ…。発作の間隔がもうちょっと広くなってからかな。熱は無いから、発作だけが問題だね。」



莉音「…そう。」



響紀「うん。あ、俺当直だったから家帰るね?回診は他の先生が見てくれるからね。」



莉音「…先生帰っちゃうの…?」



響紀「うん、帰るね?」



莉音「…やだっ」



響紀「明日また来るね?」



莉音「やだぁっ…私も帰る…」



響紀「莉音はまだ帰れないの。」



莉音「やだやだやだっ…帰りたい…」



響紀「困ったなぁ…。莉音は帰れないよ。」



莉音「やぁだっ…ヒックっグスッ」



響紀「莉音〜。泣かないでよ。また発作でちゃうよ?」



莉音「ヒックやだっ帰りたいっグスッ」



響紀「大丈夫だよ。明日また来るからね?」



響紀「莉音、俺帰るね。神田さんお願いします。」



鈴香「はい!わかりました。お疲れ様でした!」



俺は後ろ髪を引かれる思いで家に帰った。