4人の中心になるのは当然ボーカルの涼平くんで、マイクのスイッチを入れて「あー」とテストする。
そして皆の準備が整ったことを確認すると、再びこっちにエンジェルスマイルを振りまいた。
「こんにちはー! はじめまして、ユアフールです」
お客さんはあたししかいないのに、本当にライブみたいに挨拶をしてくれる涼平くん。
自然と笑いがこぼれて、小さく拍手をした。
「実は明日、軽音部全体でクリスマスライブをやるんだ」
「クリスマスライブ?」
あたしが首をかしげると、「体育館でやる、全校生徒が見に来る発表会みたいなやつだよ」と、相模くんが簡潔に説明してくれた。
それに頷いた柳が、あたしに向かって言う。
「それだとひよりは見に来れないだろ? だから今日は、お前だけのための特別ライブだ」
わ……改めて聞くと、やっぱりこれって貴重な体験なんだな。
ギターを構えた柳が不敵な笑みを浮かべ、あたしを見据える。
「本気でやるから、よーく聞いとけよ」
次の瞬間、柳の表情はスッと真剣なものになって、まとう空気が変わる。
その変貌に、あたしはごくりと息を呑んだ。
そして皆の準備が整ったことを確認すると、再びこっちにエンジェルスマイルを振りまいた。
「こんにちはー! はじめまして、ユアフールです」
お客さんはあたししかいないのに、本当にライブみたいに挨拶をしてくれる涼平くん。
自然と笑いがこぼれて、小さく拍手をした。
「実は明日、軽音部全体でクリスマスライブをやるんだ」
「クリスマスライブ?」
あたしが首をかしげると、「体育館でやる、全校生徒が見に来る発表会みたいなやつだよ」と、相模くんが簡潔に説明してくれた。
それに頷いた柳が、あたしに向かって言う。
「それだとひよりは見に来れないだろ? だから今日は、お前だけのための特別ライブだ」
わ……改めて聞くと、やっぱりこれって貴重な体験なんだな。
ギターを構えた柳が不敵な笑みを浮かべ、あたしを見据える。
「本気でやるから、よーく聞いとけよ」
次の瞬間、柳の表情はスッと真剣なものになって、まとう空気が変わる。
その変貌に、あたしはごくりと息を呑んだ。



