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「まさか亜美が涼平くんと繋がってたとはね~」
久々の学食で、ランチのグラタンをふーふーしながら、あたしの口元は緩んでいた。
あの後、“ひよちゃんは忘れ物を取りに行ったから遅れる、って先生に言っておいたよ”と亜美がメールをくれて。
礼拝の時間だけで話を済ませようと、どうして柳があんな行動をしたのか手短に聞いた。
すると、ピックがなくなったことや、亜美にまで嫌がらせされるようになったことを、涼平くんから聞いたと言うのだ。
なんと、リカ達を見兼ねた亜美が、涼平くんに相談したらしい。
「スタジオ行った時に番号交換してたなんて知らなかったよ」
「ほんとごめん! でも社交辞令的なものだったし、連絡取ったの昨日が初めてだったから……」
うっすら頬を赤く染めつつ、亜美は申し訳なさそうに眉を下げる。
たらこパスタをくるくるとフォークに絡めるものの、食べようとはせずに理由を話してくれた。
「ズルいかもしれないけど、柳くんに直接お説教してもらうのが一番効果的じゃないかなと思って。
でもそんなこと頼むのも悪いし、その前に私は柳くんの番号知らないから……とりあえず涼平くんに相談してみることにしたの」



