「ったく、俺まで見付かるとこだったじゃねーか」
「ご、ごめん……!」
呆れ顔で見下ろす彼に謝りながらも、心臓はバクバクと鳴っていて、頭ではまったく別のことを考えている。
だって、この密着度が!!
いまだに抱き抱えられたままだし、この間といい、柳って抱きグセがあるとか?
それでも抵抗する気が起きないのは、きっと好きって気持ちを確信したからだ。
「もう始まるんだろ? いいのかよ、こんなことして」
いたって自然にあたしを囲いながら、平然とした顔で言う柳の心境は相変わらず謎だけど……。
「柳こそ、ここに来た時点で確実に遅刻じゃない」
「俺はいいんだよ、一時間目体育だからそんなに重要じゃないし。バスケ出来ないのは残念だけど」
「……あたしもいいの。詳しく聞きたいこともあるし、お礼も言いたかったし」
至近距離にいる彼を見上げ、ふ、と微笑む。
「味方になってくれてありがとう。
……柳は、いつからあたしのヒーローになったのかな」
自然とそんな言葉が出ていた。
一瞬驚いたように目を開いた柳が、ほんの少し照れたようにはにかむ。
こんな表情を見るのは珍しいから、なんだか嬉しい。
「ご、ごめん……!」
呆れ顔で見下ろす彼に謝りながらも、心臓はバクバクと鳴っていて、頭ではまったく別のことを考えている。
だって、この密着度が!!
いまだに抱き抱えられたままだし、この間といい、柳って抱きグセがあるとか?
それでも抵抗する気が起きないのは、きっと好きって気持ちを確信したからだ。
「もう始まるんだろ? いいのかよ、こんなことして」
いたって自然にあたしを囲いながら、平然とした顔で言う柳の心境は相変わらず謎だけど……。
「柳こそ、ここに来た時点で確実に遅刻じゃない」
「俺はいいんだよ、一時間目体育だからそんなに重要じゃないし。バスケ出来ないのは残念だけど」
「……あたしもいいの。詳しく聞きたいこともあるし、お礼も言いたかったし」
至近距離にいる彼を見上げ、ふ、と微笑む。
「味方になってくれてありがとう。
……柳は、いつからあたしのヒーローになったのかな」
自然とそんな言葉が出ていた。
一瞬驚いたように目を開いた柳が、ほんの少し照れたようにはにかむ。
こんな表情を見るのは珍しいから、なんだか嬉しい。



