悪縁男子!~心ごとアイツに奪われて~

あたしは盛大なため息を吐きながら、学級日誌を下にして机に突っ伏す。


今のコみたいに、サバサバしていてどんな噂でも気にしない人が案外多いから、全員から白い目で見られるということはない。

逆に、リカ達お嬢様グループがあたしの悪口を言っていたとしても、誰もかばってはくれないだろう。


あたし達のクラスは、そういうライトな関係で成り立っているんだ。

これがいいのか悪いのかはわからないけど……。

とりあえず、あたしが嫌な女だというイメージが皆に植え付けられそうで、ものすごく気が重い。


そんなあたしを見て、いい気味だと言わんばかりにほくそ笑んでいるリカ。

腹が立つけど文句も言えないし、自業自得なのかな……。


今まで女子同士のいざこざが起こったことはほとんどなかったから、こんなブルーな気分は久々だ。

柳にされたイタズラなんて、本当にちっぽけなものだったと思う。

今じゃ意地悪されるどころか励ましてもらっちゃってるし。

こういう時、アイツはどんな言葉を掛けてくれるんだろう──。