「よし!胡桃、今日一緒に帰ろう!」




「え!!!?」




「おどろきすぎ………」



「ななななななな、なんで?」




「胡桃が好きだから?」


………だから、そういう事をサラッと言わないでよ。




「………そっか、帰ろっか」




……たぶん集のことを誘っても無視されるし




たまには良いかな、なんて思う私がいた。





「ほんとに!?やった!」




私が了承すると、海斗はすごく嬉しそうな顔をした。





「じゃあ放課後!」




「うん」






これで、良いんだ。




あたしは、また窓の外の景色を見ていた。