「あれ、彩花ちゃんじゃん!」
朝は呼び捨てだったくせにほんとむかつく。
「どうも...」
「あ、おばちゃんありがとう」
3つもパンを受け取った小野くんは笑顔だった。
「よくそんなに食べられるね」
「いや、俺少ないほうだよ」
キャラ違いすぎて戸惑うわ。
「彩花ちゃんもはやく頼まないと無くなるよ」
「あ、そうだった!
おばちゃん、メロンパンとカレーパン」
するとおばちゃんは申し訳なさそうな顔していった。
「ごめんね〜。さっき買っていった女の子でメロンパンは最後だったの」
「えぇ...そうなんですか。じゃあ、クリームパンとカレーパンでいいです」
私はそう言いながらお金をおばちゃんの手のひらに置く。
「ありがとう、ごめんね〜。
はい、どうぞ」
彩花はパンを2つゲットした!
「じゃあね、彩花ちゃん」
朝のこと言わなきゃ。
「ちょ、ちょっと待って小野くん!」
「ん?どうしたの」
うっ、王子スマイル。
「中庭で一緒にお昼食べない?」
一瞬王子スマイルが消える。
え、なんかまずいこといった?
でも、すぐに王子スマイルが復活して小野くんは言った。
「うん、いいよ。行こうか」
私は優奈と美紅をみて「ごめんね」と申し訳なさそうな顔をした。
優奈と美紅はニヤニヤしていた。
「い、行こっか!小野くん!」
どうだ小野。
私はもう周りの猿どもなんて気にしない。

