嘘告白




そんなこんなで家に着いた私。



「ほんっとムカつく」



小野くんは最低野郎だ。
わざと音を立てながら階段を上る。




「ちょっと、彩香!
もう少し静かに上りなさい!」




あと3段で上り終わるというのに。
お母さんの声に「はいはい」と返す。



「聞いてるの!?」




私の面倒くさそうな返事は聞こえなかったようだ。
私は「わかったってば!!」とキレながら残りの3段を上った。




自分の部屋に入り、鞄を上から落とすように置く。



何、私はあいつの為に1ヶ月も無駄にしなきゃならんのか。


もしかしたら私のことを好きでいてくれている人もいるかもしれないのに。


それもあいつの為に振らなきゃいけないのか。





「クソ野郎め」





ベッドに勢い良くダイブした私は、うつ伏せになった顔を横に向ける。



「...」



横に向けたはいいけど、今度は首が痛くなってきた。

私は更に楽な体制に変える。




あー、寝ていきそう。





制服も脱がずに、私はその場で爆睡した。