お嬢様のお相手は?



(晴)「ククククッ」



「へ?」



いきなり笑われ、私はきょとんとしてした。



(晴)「間抜けな顔。キスでもされるとおもった?」



くっ!


やっぱりこいつ………



「お、おもってません!」



(晴)「へー、じゃあ、なんでそんなに頬が赤いのかな?」



え?!

あ、赤い?!

うそっ?

私は頬を撫で回した。



(晴)「クククク……ハハハハっ!お嬢の頬は正直者だ。
    
    もしかして、キスされたかった?」



なっ、なんですとぉ?!



「なっ、なわけない!」


私は叫ぶようにいった。



(晴)「はいはい、まぁ、安心しろ。
   お嬢への手出しはお嬢の使いである限り禁じられているからな」



あっ、そうなんだぁ。