時計の針を掴んだ。それは、無力な腕から滑り落ちた。
怖いほどの雨に手を伸ばした。遠く遠くの未来。ちっぽけな自分。
振り返る気力さえも、どこか遠くへ。
笑って、何度でも。
無理にでも。
壊れる前に、元気戻して。
笑って、遠くへ行っても。見えなくなっても、何かを取り戻すために。
時計の針が、止まらないように。
雨がやむように。
笑って、何度でも。
苦しくても。、、。

不意に笑った君の顔、向日葵見たいにまっすぐで、思わず笑みがこぼれたんだ。一瞬だけど、楽しかった。
光りは、遠いけど手を伸ばせば届くかもって思えた。生き急がなくても良いんだね。少しずつでも前に進めばその手でつかめるから。

時計の針を戻した。それは、無力な僕の大きな一歩。
輝く夕陽に手を伸ばした。遠く遠くの未来。輝く明日へ。
振り返る勇気もポケットに入れて。
泣いても良いよ、何度でも。
自分が自分を許すまで。
明日はきっと、楽しいから。

笑って、何度でも。
心から。
楽しい今を、楽しもう。
笑って、遠くへ行っても。見えなくなっても、明日へ進むために。
時計の針が、止まらないように。
雨がやむように。
向日葵が咲くように。