だいすき-届くことのない想い-


わたしと目が合うと

笑って

少しだけ頷いて

通り過ぎようとした

わたしはとっさに

キミの制服の袖を

引っ張って

引き止めた


何かゆおうとしたけど

キミの目をみるだけで

なにもゆえなかった

キミは

ちょっとだけ笑って

わたしの手を

制服から外した