『試合終わったらすぐそっち行くから! 体調はどう?つらくない?』 ケータイ越しに聞こえてくる優しい言葉。 その声だけで、いつだって不安はすぅーっとひいていく。 「優しい人です!」 ―それはとてもとても愛しい人。 「きっと素敵な人なのね…」 松崎さんはホッとしたように、まだあどけなさの残るけれど誰より幸せそうな小さな妊婦さんを見つめていた。