ピリ、と空気が千切れそうに張られる 「っっ…」 「咲、俺らは…!」 ふぅ…と息を吐いて下を向く。 「…は? 咲?誰のこと?」 ぱっと顔を上げて嘲笑の顔で。 「知らないんだけど。」 すっと落としたトーンと同時に 柳と楓が腰を落としてジャリ、と砂がなった。 舞い上がった髪が一層大きくはためいて、 後ろの2人が踏み出そうと足に力が入った瞬間。