「林彪」 手のひらに光る塊。 それを引き伸ばすように構えれば 私の背丈より少し小さいくらいの弓矢が 出来上がった。 「…光者」 多数を相手に1人で戦ってる柳が見えた。 言葉と同時に 私の周りにたくさんの弓矢が浮く。 全ての矢が私の目線の先を狙っている。 「稗陣錬!!!」 柳と目が合った。 私の耳元を、引いていた矢が飛んでいく。 同時に放たれた矢が空気を切り裂いて、 追い風が吹いたかのように袴の裾が揺れた。