鈴が咲く【前編】

「つーか、もうそろそろ昼じゃねーか?」

翔がふと、時計を見て言う。

「あー...そうだね。
何か作ろっか?」




なぜかこの部屋、ホスピタルルームは、
ベットや薬とかの保健室にあるものは
当然あるんだけど、
キッチンとか、テレビとかそんなものもあるんだよね。



しかも無人だから、みんなが集まるにはちょうどいいんだ。




特別寮だから、私たち五人以外はいないし...


お昼だし何か作ろうと立ち上がる。

「え!?
いいよ咲希ちゃん!
怪我してるんだしさ!?」

「ううん、大丈夫。
何がいい?」


「いや、ほんまにええで?
無理せんといて。」

「別に無理してないよ?」

そう言って笑う。

みんなに心配かけてるなぁ...




「俺が作るから休んでろよ。」

そう言って立ち上がる佐島君。